菱洋エレクトロ株式会社は、教育機関などに向けて小型二輪移動ロボット「Jetson Nano Mouse」を2020年9月14日(月)から販売開始した。
■高まる試行錯誤できる小型ロボットの需要
コロナ禍におけるテレワークやオンライン授業が増えたことで、自宅でも試行錯誤できる小型のロボット評価システムへの需要が高まっている。そこで菱洋エレクトロは、ロボットおよび人工知能に関する企画・開発・製造・販売等を行う、株式会社アールティの「Jetson Nano Mouse」を販売する。
■AI関連技術とロボット制御技術が同時に学べる
「Jetson Nano Mouse」は、AIコンピューティングの世界的リーダーであるNVIDIAが提供する「NVIDIA® Jetson Nano™ 」をメインボードに採用。AI関連技術とロボット制御技術を同時に学ぶことができる学習用の小型二輪移動ロボットとなる。
■広角カメラ2台を標準搭載
ロボット制御用のソフトウェアをGitHubで公開しているため、AGVの制御や自動運転で用いる技術開発、研究のプロトタイピングに活用できる。前方に広角カメラを2台標準搭載しており、高性能なGPUによる処理能力を活かしたカメラ映像のリアルタイムな処理が可能となっている。
■組み合わせるとすぐに動かせる
組み立て済み製品のため、NVIDIA® Jetson Nano™ を組み合わせるとすぐにロボットを動かすことが可能。自宅でも容易に取り扱うことができる。
■既存のソフトウェア資産を活用できる
さらに、教育機関などでも使用されているアールティの「Raspberry Pi Mouse」とも互換性があり、同じソフトウェアインターフェースで操作可能なため、既存のソフトウェア資産を活用できる。