小中学生の約9割が「読書が好き」、約4割がマンガを読む時に「電子書籍を利用」することが、子供向けサイト「キッズ＠nifty」で実施した、小中学生2031名を対象とした調査で明らかになった。
■9割の子供がマンガ以外の本も好きと回答
「本とマンガ」に関する調査は、ニフティ株式会社が運営する「キッズ＠nifty」で9月1日から30日にかけて実施し、10月15日に調査レポートを公開した。若者の本離れが叫ばれる中、「マンガ以外の本は好きか」という調査では、小中学生ともに約9割が「本を読むのが好き」と回答。「朝の読書」の活動などが本好きの子供を増やすきっかけになっていることが考えられる。
■読書が好きな理由は本の世界に入り込めるから
本が好きな理由は、「自分が本の世界に入り込めるから」が約4割と最も多く、子供の想像力が読書を通じて広がっていることが感じられる。また、本が嫌いな理由のトップは「読むことが苦手・好きではない」（約25％）となっており、自分は本を読むのが好きではないという苦手意識を持っていることがうかがえる。
■マンガを電子書籍で読む層が広がる
「本やマンガを紙で読むか、電子辞書で読むか」という質問では、本とマンガで結果が分かれた。本については約8割が紙で読むと回答しているのに対し、マンガについては、小学生の35％、中学生の44％がスマホアプリを利用している。マンガのスマホアプリは無料で読めるものも多いことから、子供たちの間で利用が広がっていることが考えられる。
■本は図書室や図書館で借りるが、マンガは無料アプリで読む
本やマンガをどうやって手に入れるかという質問では、トップは本・マンガともに「自分で買う／家族に買ってもらう」だが、本は「学校の図書室で借りる」「市や町の図書館で借りる」が多くなっている。マンガは「無料アプリで読む」が2位でスマホの利用の増加とともに電子書籍を読む子供が増えている。
