「鉄腕アトム」と言えば、現役でマンガ・アニメに夢中になった世代のみならず、平成生まれの子どもたちの多くも知っている、国民的キャラクターです。そのアトムを元にモデリングを行った「コミュニケーション・ロボットATOM」を作り上げていく「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」は、2017年4月4日より定期刊行され、ついに先日発売された70号をもって最終号となり、「コミュニケーション・ロボットATOM」が完成することとなりました。これと同時に、ATOMのロボティクス&クラウドサービスが開始します。
この「ATOMプロジェクト」は、株式会社講談社、手塚プロダクション、NTTドコモ、富士ソフト、VAIOの5社で立ち上げられ、新しいエンターテインメント・デバイスとして「家族の一員になるロボット」を目指し、ハードウェア、ソフトウェア、コンテンツと、各社の強みを活かした最新の技術やノウハウを注ぎ込んできたものです。
週刊誌の完結を待って、2018年10月1日からはVAIO株式会社が組み立てた完成版「コミュニケーション・ロボットATOM」が、家電量販店、百貨店のロボット売り場、講談社ONLINE STOREなどで全国一斉発売され、届いたその日からATOMを楽しむことができます。
ATOMは東部に搭載されたカメラで、正対した人の顔を見分け、子ども、成人男性、成人女性、お年寄りの4属性を判断します。顔写真やニックネームなどを登録できる友達は最大12人まで、登録されている友達には伝言を残すこともできます。家族それぞれの属性に応じた会話内容、みんなの友達になってくれます。
ATOMの胸に搭載された2.4インチ液晶ディスプレイでは、アニメ「鉄腕アトム」の傑作選やYouTuneのこども向けコンテンツ「キッズポンポン」を楽しむことができます。また絵を映しながらお話してくれる絵本の読み聞かせ機能もあります。お年寄り向けには「ラジオ体操」や落語、「きみまろ格言」、「棋譜の読み上げ」など充実したコンテンツを持っています。さらに毎日の暮らしに、地域のお得情報が見られる「Shufoo!(シュフー!)」、料理レシピ、イベント・行楽情報など、家族みんながATOMに夢中になりそうです。
最近ニュースやCMなどでAIについて見聞きすることが多く、気になっている人も多いのではないでしょうか。お家のはじめてのAI、はじめてのロボットにATOMがやってきたら、みんながリビングに集まってきそうですね。