慶應義塾大学体育研究所は、長年取り組んできた「安全水泳教育」の研究や指導法について、8月11日からウェブサイトで一般公開を開始した。水泳教育を幅広い人に伝えることで、水難事故が少しでも減少することを願って行われる。
■安全水泳イメージトレーニングを動画で紹介
慶應義塾幼稚舎の藤本秀樹教諭は、安全泳法(着衣泳・救助法)の第一人者として活躍し、2002年には「実技と同等の効果のある着衣水泳イメージトレーニングの有用性について」を国内で初めて証明。実技と同じ効果が得られる安全水泳イメージトレーニングが、これから必要とされる水泳教育と考えて紹介した。
■水泳の授業が減る中、水の安全について学ぶ
新型コロナウイルスの影響で、水泳の授業が中止となる小学校や中学校が多い中、水の安全について学び機会が減っていることもり、今年は水難事故の件数が例年よりも多く発生している。動画を見ることで水難事故防止に役立つと考え、藤本教諭らが水難事故防止用教材を作成した。
今後は、水難事故防止に役立つ、安全配慮の考え方の動画なども、随時ウェブサイトに掲出する予定。
◆動画公開情報
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