オンライン授業が可能となる、学習管理システム「Moodle(ムードル)」のサーバ利用環境および運用支援が、2020年9月末まで全国の高校、大学を対象に無償提供される。これは日本ムードル協会と株式会社イーラーニングが協同で行うもので、すでに実施されている北海道の高校、大学を対象とした支援「Empowering Educators in Hokkaidoプロジェクト(EEHプロジェクト)」を全国に拡大したもの。
コロナウイルス感染症による緊急事態宣言は解除されたものの、依然として先行きは不透明なことから、EEHプロジェクトを「Empowering Educators in Hokkaido and Elsewhere in Japanプロジェクト(EEHJプロジェクト)」と名称変更し、無償提供の対象を国内すべての高校・大学に拡大した。詳細はMAJ EEHJプロジェクトページにて確認できる。
Moodleは世界で9万サイト、1億8千万ユーザーが利用するeラーニングのプラットホームで、授業内における資料の配布や小テストの実施、質問の受付、課題の提示と回収・採点などの学習支援を簡単にオンライン上で行うことができる。先生も生徒も時間や場所を選ばずパソコンやスマートフォンでそれらの学習環境にアクセスでき、対面授業に近い双方向のやり取りも可能になる。
【プロジェクト概要】
◆期間:2020年9月30日迄
◆対象:国内大学・高校
クラス数・受講人数に限らず、1校毎に個人情報保護等を担保した上で利用可能な環境を提供する。1校当たり1,000人未満とし、1クラス程度の規模でも応募可能。
◆内容
・Moodleのサーバ利用環境
・Moodle初心者サポート
・ビデオ会議システム「Zoom / Microsoft Teams」との連携も可能
※上記期間中は無償提供、期間終了後は他のMoodleへの移行も可能
※ビデオ会議システム「Zoom / Microsoft Teams」の契約は別途必要