株式会社バンタンが運営する総合エンターテインメントスクール「バンタンアカデミー」が、イタリアのゲーム専門アカデミー「VIGAMUS Academy」と共同で日伊合同ゲーム制作プロジェクト「∞(インフィニット)プロジェクト」を実施、海外の教育機関との初となる本プロジェクトで開発しているゲームは今月20日(火)、ドイツで開催されるヨーロッパ最大規模のゲーム見本市「Gamescom」にてデビューします。
「∞(インフィニット)プロジェクト」は、世界に通用するゲームを製作できる人材を育成することを目的に発足されました。日本とイタリアの両国による国際交流とコミュニケーションを通して、ゲーム開発の技術だけでなく、国際感覚とコミュニケーション力、そしてマーケティング力を身につけることを目指しています。プロジェクトを通して開発しているゲームは2つ。企画案は4月に行った学生によるゲーム企画プレゼンテーションにて選ばれ、日伊学生混合による2チームが、テレビ会議による週次の進捗ミーティングや、チャットアプリによる日々のコミュニケーションを取りながら開発を進めています。
制作したゲームの発表の場となるのは、世界で活躍する大手ゲームメーカーも多数出展するヨーロッパと日本のゲーム見本市。初のお披露目となる「Gamescom」は、昨年は106ヵ国から約37万人が来場したものです。プロジェクトに参加している学生は、大手ゲームメーカーも新作を発表する場所で、業界関係者やメディアを含む来場者に開発したゲームをPRします。
2チームのゲームは、バンタンゲームアカデミーの学生発案の「Cosmopedia(コスモペディア)」と、VIGAMUS Academyの学生発案の「Lullaby(ララバイ)」で、コスモペディアは銀河宇宙を走る鉄道が舞台となる謎解きゲーム、ララバイは怖がりな5歳児が主人公の冒険2Dゲームです。学生たちは言葉の壁はあっても、ゲーム制作に対して海外と日本の壁を感じなかったとコメントしています。同じ目標を持つ仲間として、切磋琢磨し合ったのでしょうね。これからの活躍も期待したいです。