文部科学省は、魅力ある学校づくりに向けた施策の参考となる情報を提供する「学校魅力化フォーラム」を12月11日(金)にWeb会議システム「Webex」を活用してオンラインで開催する。
■市区町村に求められる適正規模・適正配置
学校設置者である市区町村においては、域内の学校の適正規模・適正配置について検討する。その検討結果を踏まえて、複数の学校を統合したり、小規模校を存続させた場合は教育活動を充実させるなど、活力ある学校づくりに資する取組を実施することが求められる。
■都道府県は適切な指導・助言・援助を
広域の教育活動を担う都道府県においては、域内全体の学校教育の充実発展に責任を持つ立場から、市区町村のニーズや実情を踏まえた適切な指導・助言・援助を行うことが期待される。
■学校統合による魅力ある学校づくりのモデルなどを紹介
文部科学省は、市区町村における適正規模・適正配置の検討を促すため、学校統合による魅力ある学校づくりのモデルなどを紹介。地理的な要因等により学校統合が困難な地域は、小規模校のメリットを最大化し、デメリットを最小化させるための取組モデルを創出する委託事業の実施を求める。好事例のHPでの紹介やフォーラム開催を通して情報発信するなど、少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育の推進を図ってきた。
■先進的な取組事例など参考となる情報を発信
今回のフォーラムでは、専門的な研究者からの講演や県及び市区町村による先進的な取組事例についての発表を通して、魅力ある学校づくりに向けた施策の参考となる情報が提供される。
<学校魅力化フォーラム 概要>
日時:2020年12月11日(金)10:00~11:55
実施方法:Web会議システム「Webex」を活用してオンラインで実施。受講者は執務室別室や県市の研修センター、または在宅勤務により自宅で研修を受講。なお、受講者の服務上の取扱いについては、所属する地方公共団体の条例や規則等に基づき、適切に対応する。
対象:各都道府県、各市区町村教育委員会における小・中学校の適正規模・適正配置に係る担当者、教育関係者
参加申し込み:学校魅力化フォーラム申込フォームから登録
申し込み締め切り:12月4日(金)12:00まで
<スケジュール>
10時00分~10時35分
あいさつ・行政説明
10時35分~10時50分
事例発表1「学校適正配置計画策定を見据えた、望ましい学習環境の『見える化』」
発表者:小諸市教育委員会(長野県)
10時50分~10時55分
質疑
10時55分~11時10分
事例発表2「へき地・小規模校に勤務する教員に対する効果的な研修の開発」
発表者:北海道立教育研究所(北海道)
11時10分~11時15分
質疑
11時15分~11時25分
休憩
11時25分~11時50分
研究発表「スクールバス通学が小中学生の生活、健康・体力、学習に及ぼす影響-児童生徒調査と保護者調査の結果から-」
講師:東京学芸大学 教授 朝倉隆司氏
11時50分~11時55分
質疑
11時55分
閉会