全国の小中高校生の子供を持つ男女を対象に実施した「家庭における子供専用PCに対する意識と利用状況による調査」の結果が発表された。子供専用PCの所有率はコロナ前に比べて5%アップし、39%が所有(大学生含)。小学生の所有率は20%台であることが明らかとなった。
■プログラミング学習の必須化などにより子供のPC所有率が増加
調査はNECパーソナルコンピュータとレノボ・ジャパン10月27日から11月1日にかけて、小中高校生の子供を持つ男女を対象に実施。コロナ前と比べて子供専用PCの所有率が増えた要因として、GIGAスクール構想や小学校でのプログラミング学習の必須化などが考えられる。
■小学生はPCを欲しくても買い与えられないケースも
子供が自ら自分専用PCが欲しいと言う頻度は、実際の所有率と同じ39%の保護者が「PCが欲しい」と言われた経験を持っている。一方、年齢別にみると小学生はPCを欲しいと思っているが保有率は低く、まだ買い与えられてないことが分かる(1~3年生欲しい27%→保有21%、4~6年生欲しい34%→保有24%)。
■オンライン学習が買い与えるきっかけに
子供に買い与えたきっかけを聞いたところ「オンライン学習のために必要になったから」、「学校の授業で使うようになるから」といった回答が上位を占め、コロナによる在宅学習が子供専用PCの購入のきっかけとなっていると思われる。また、「子供が使うことで家族共用の端末が手狭になってきたから」という回答も上位にあり、コロナにより家族がテレワーク等をする機会が増え、家庭内のPCが不足しているという状況もうかがえる。
■お祝いの品としてPCを贈る保護者は16%
子供に送るお祝いとして何を選ぶか聞いたところ、PCと回答した保護者は16%となった。かつて進学祝いの定番だった腕時計の20%に迫る人気となっている。
【アンケート調査 概要】
調査時期:2020年10月27日~11月1日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の小中高校生の子供を持つ男女
スクリーニング調査:n= 34,818
本調査:
子供専用のパソコン購入者( n= 500、小150、中150、高200 )
子供専用のパソコン購入予定者( n= 1000、小321、中257、高422 )