株式会社セイバンが、子どもの姿勢の実態とランドセルに関する調査を行いました。
昨年、授業以外の運動時間が減ったことやスクリーンタイムの増加などの影響により、子どもの体力が低下して いるという調査結果が、スポーツ庁より発表されています。
また、子どもの姿勢及び発達発育から、トップアスリートの動作分析まで幅広く研究を行う東京大学大学院 深代千之教授は、「体力の低下は姿勢の悪化にも繋がるため、子どものころから意識的に良い姿勢を保つことが重要である」と指摘しています。
こうした状況から、セイバンは、「子どもの姿勢」に着目し、このたびの「子どもの姿勢の実態とランドセルに関する調査」を行うこととなりました。
調査対象は、2019年3月29日から11月17日の間に、セイバンの直営店またはセイバン公式オンラインストアでランドセルを購入された方です。
結果の概要は、以下の通りです。
子どもが良い姿勢を維持することへの関心があると答えた方が93%である一方で、約7割がその対策ができていないと答えています。
また、小学校入学前の段階で、約5人に1人の親が子どもの姿勢が悪いと感じています。
そして、約7割の方が、身体にフィットしないランドセルを使用することで身体に及ぼす影響を心配しています。
東京大学大学院 深代千之教授は、良い姿勢とは「骨と骨とが押し合う力(関節反力)をうまく利用する姿勢」と考えていて、近年の子どもの姿勢に関し、「昔に比べて運動不足や偏った過度な運動により、姿勢が良くない子どもが多くなっており、余分な筋力を使用しないと姿勢を保てなくなっている」と指摘しています。
また、「悪い姿勢を放置すると、学習力や運動能力が低下する可能性もあり、特に著しく骨格や筋肉が成長する学童期の姿勢は、将来の健康づくりのために非常に重要であり、毎日使うランドセルの選択、背負い方は十分に意識する必要がある」と指摘しています。
セイバンの「天使のはね」には、子どもたちの姿勢づくりのサポートを考えた基本機能があります。