日中は暑さが厳しくなり、いよいよ夏が近づいてきたと感じられます。子どもたちは夏休みを心待ちにしているでしょうね。そんな子どもの夏休みについて、イー・ラーニング研究所は、子どもがいる20〜50代の親を対象に「子どもの夏休みに関するアンケート」を実施して夏休みの実態調査を行いました。
調査結果によると、親の約8割が「夏休みに子どもに体験させたいことがある」と回答しています。体験させたいアクティビティは1位が「キャンプ」、2位に「旅行」が続き、長期休暇であることを利用した体験をさせたいと考えているようです。さらに「海水浴」、「山登り・山遊び」と続き、自然の中で体を動かして遊ぶことを子どもたちに望んでいるようです。
また、夏休みを利用して勉強させたいこと、習い事については第1位が「英語・英会話スクール」、第2位が「プログラミング」となり、新しく必修化される科目に注目している保護者が多いことがうかがえます。この2つが他を引き離して圧倒的に多くなっています。少数ですが、中学生プロ棋士で注目されている「将棋」、子どもたちに人気の「ユーチューバー」という回答もありました。
一方で、大人の思うように動かないのが子どもでもあります。上手な声掛けをしたいところですが、夏休みに子どもに勉強の声掛けをしている保護者は約7割でした。その内容で、多かったのは「調べものの手伝いをした」「勉強をするよう声掛けのみした」「図書館などに連れて行った」「問題を一緒に解いてあげた」などが挙がりました。子どもの自主性と、一緒にやることと、バランスは難しいところでしょうね。
さて、夏休みはほぼ全国同じ時期ですが、地域ごとにこれをずらして、大人と子どもが一緒にまとまった休日を過ごす機会を創出しようという「キッズウィーク」。これについて、キッズウィークがあれば休みをとりたいか、という質問をしたところ、「とりたい」という回答が約9割にのぼりました。そしてキッズウィークの実施に合わせて仕事を休むことができるか、という質問に対しても、約8割が「はい」と答えています。休みが実現するのか不安視する声も聞かれますが、保護者はキッズウィークに合わせて休むことに積極的なようです。
親にとっては日々のお昼ごはんや、毎日ダラダラ過ごさせない声掛けとか、夏休みならではの苦労も多く、早く終わって!というのも親の本音でしょう。それでも子どものために頑張るのも、また親の一面です。今年のみんなの夏休みが、充実したものになるといいですね。