すべてのこどもたちにプログラミングを学ぶ機会を届ける活動を行っている、プログラミング クラブ ネットワーク(PCN)は、2014年から夏・冬の年2回、「PCNこどもプログラミングコンテスト」を行っています。参加者は小・中学生限定で、IchigoJam BASIC、Scratchから電子工作・モノとの連携工作、マインクラフト等で作られたユニークな作品が、日本全国のみならず海外からも寄せられます。
「PCNこどもプロコン2017冬」は、2017年12月から応募を開始しましたが、応募数の伸びや作品バラエティの増加を受けて、今回から「ソフトウェア」「ロボット・電子工作」を、応募者の学年による「小学生」「中学生」の4部門を設けての開催となりました。全国から80作品の応募があり、この中から最優秀賞、優秀賞が各部門1作品、協賛賞19作品、特別賞6作品が発表され、2018年2月25日(日)に国立科学博物館・講堂にて表彰式が開催されました。
それぞれの部門の最優秀賞は、下記の通りです。
ソフトウェア/小学生の部「すごいドライブゲーム」田中瑛絃さん(小学5年生)
ソフトウェア/中学生の部「英語豚を止めろ!!~ Stop the Alphabet Pigs ~」コバルチク理希さん(中学1年生)
ロボット・電子工作/小学生の部「子どもの初めての自動販売機」佐藤空汰さん(小学5年生)
ロボット・電子工作/中学生の部「良心に訴えろ!エスカレーター歩行防止システム」森下知秋さん(小学4年生)・佐々木ハナさん(小学6年生)・原田崇志さん(中学1年生)
コンテストのHPでは、優秀賞や協賛賞も紹介されていますが、自分の好きなものから発想を得ただろう作品、日常の「ちょっと困った」「もっと便利にしたい」という気持ちから生まれただろう作品など、子どもらしい、でも大人でも興味を惹かれる作品揃いです。こうした作品を見ること、触れてみることで、プログラミングが「よく分からないもの」から「やってみたいもの」に変化するきっかけになりそうですね。
第8回PCNこどもプログラミングコンテスト2017冬 全80作品から選ばれた最優秀賞・優秀賞・協賛各賞が決定 / 英語版