10月10日は目の愛護デー。ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が、学校で保健指導を行っている全国の養護教諭に「子どもたちのコンタクトレンズの使用を含む目の保健を取り巻く環境について」のアンケートを実施しました。
アンケートによると、6割の養護教諭が「生徒の“スマホ老眼”が増加」と回答。“スマホ老眼”は「手元の文字が見づらい」「近くのものにピントが合わず、視界がぼやける」といった老眼と同様の症状。今回の結果から、子どもたちの視力が低下傾向にあることがわかりました。
目を取り巻く環境については、92.7%の養護教諭が「生徒の視力が低下していると感じる」と回答。また、60.1%が「スマートフォンやタブレットPC普及の影響で、いわゆる“スマホ老眼”の生徒が増えていると感じる」と回答しています。昨年と比較すると1年間で10.3%上昇していることから、目の健康を取り巻く環境が悪化し、“スマホ老眼”が子どもたちに年々広がっている実態がうかがえます。
コンタクトレンズの使用状況については、75.6%の養護教諭が「生徒のコンタクトレンズ使用開始時期が早まっている」と回答。なお、74.9%が「コンタクトレンズの安全性に関する指導材料が不足している」と回答しています。適切な管理ができていないと健康に重大な影響を与える可能性があることから、コンタクトレンズに関する情報が教育現場で不足している課題が明らかになりました。
また、運動中のコンタクトレンズの使用状況については、52.8%の養護教諭が「運動時、眼鏡よりコンタクトレンズをつけている生徒のほうが多い」と回答。しかし、運動時のコンタクトレンズの適正な使用についての理解は26.2%にとどまり、正しい使用に関する認識不足が浮き彫りになりました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、中学生、高校生、その保護者を対象に、正しいレンズケアや適切な視力補正について学べるガイドと、養護教諭向けの指導の手引きを全国の学校に配布しています。また、コンタクトレンズユーザーに定期的な眼科受診を呼びかける啓発活動を展開したり、スポーツにおける適切な視力の大切さを啓発するプロジェクト『スポ×コン応援団』を発足しています。
子どもたちの目を取り巻く環境が悪化し、コンタクトレンズに関しては教育現場で直面している課題や指導の必要性もわかったことから、今後は子どもたち目の健康についての取組や教育が必要なのかもしれませんね。