奈良大学は、平成30年度 奈良大学学校教員研修支援オープン講座として、「GIS講座」を、2018年8月3日(金)に開催します。
2022年、GIS(Geographic Information System:地理情報システム)の利活用も取り入れた「地理総合」が、高等学校の地歴科で必修化されます。“地理を専門としない”地歴科の教員にもGISを教えることが求められ、そのための支援策が、教育現場で課題になっています。
GISは、地理的位置を手掛かりに、位置に関する情報をすべて地図上に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術。日本では、阪神・淡路大震災をきっかけに、GISに関する本格的な取組が始まり、現在は、GPS等の位置情報と合わせて社会基盤のひとつとなっています。
一方で、地理を専門としている地歴教員は約2割程度。「地理総合」の必修化により、地理を専門としない地歴科教員が、地理を教えることが増えることが指摘されています。
同大学では、下記のGIS講座開講で、新学習指導要領への移行準備やGIS導入事例、実習による教員サポートを行います。
日時 | 平成30年8月3日(金) |
場所 | 奈良大学 総合研究棟(J棟) 〒631-8502 奈良市山陵町1500 |
主催 | 奈良大学 |
後援 | 奈良県教育委員会・京都府教育委員会 |
受講対象 | 奈良県・大阪府・京都府など同学近隣府県の教員(非常勤含む) (幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校) |
内容 | 【GIS講座①】 13:00~14:30(受付12:40~) 現行の高校教科書によるGISの記述と新学習指導要領への移行準備 講師:文学部 地理学科 木村圭司教授【GIS講座②】 14:45~16:15(受付14:25~) 地理授業へのGIS(地理情報システム)の導入例と簡単な実習 講師:文学部 地理学科 酒井高正教授 |
募集定員 | 各講座50人 |
受講料 | 無料 |
申込方法 | FAXまたは電子メール送信(先着順) 詳細 |
申込期間 | 平成30年6月18日(月)~7月30日(月) |