岐阜県大垣市と大垣市教育委員会は「先端技術を活用した教育・学習環境の充実に向けた連携協力に関する協定」をNTTコミュニケーションズならびにWEBQU教育サポートと10月28日に締結した。
■ICTの活用でいじめの早期発見につなげる
今回の協定は、ICTなど先端技術の活用により、大垣市の小中学校のいじめの早期発見・対応並びに不登校の未然防止に取り組み、教育・学習環境の充実を図る事が目的。この協定に基づき、NTTコミュニケーションズはクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」、WEBQU教育サポートは学級経営サポートシステム「WEBQU」を提供する。
■タブレット端末でWEBQUを活用
大垣市は、児童生徒1人1台のタブレット端末を整備する「大垣市版GIGAスクール構想」を策定。2021年1月には市内の全小中学校への導入を完了する。このタブレット端末に「まなびポケット」上で動作する「WEBQU」を活用。これにより小中学校の児童生徒における、いじめの早期発見・早期対応、並びに不登校の未然防止に取り組む。
■アンケート結果をタイムリーにフィードバック
これまで大垣市では、紙の心理アンケートによって児童生徒の状態を把握してきたが、結果確認まで数か月かかるという課題があった。Webで使える「WEBQU」を導入することで、アンケート結果に加え、学級状況に応じた助言を含むサポート情報をタイムリーに教育現場にフィードバックすることが可能となる。
■学級経営サポートの効果を検証
今回の協定に基づき4者は、「まなびポケット」および「WEBQU」を活用し、学級経営サポートの効果を検証する。また、NTT コミュニケーションズとWEBQU教育サポートは、全国の教育機関への導入実績で培ったノウハウを積極的に提供することで、大垣市における教育・学習環境の充実に貢献する。