深谷市の全公立小中学校では、郷土愛の醸成や食に関する関心を高めることを目的に、渋沢栄一の祥月命日である11月11日に「渋沢栄一給食」を実施。渋沢栄一も好んで食した郷土料理「煮ぼうとう」などを約11000人の児童生徒が味わった。
■深谷市の偉人である渋沢栄一を偲び
2024年から新1万円札のデザインにも使用される渋沢栄一は、1840年に現在の埼玉県深谷市で生まれた。その郷土の偉人である渋沢栄一を偲ぶ意味も込めて、11月11日(水)に「渋沢栄一給食」を実施した。
■深谷産のブロッコリーなどを使用
学校栄養士が考案した渋沢栄一にちなんだ献立の給食を市内の全公立小・中学校29校で実施。なお、サラダに使用するブロッコリーは「ふかや園芸協会（JAふかや）」から提供された深谷産のものを使用した。
■児童にも好評だった「煮ぼうとう」
渋沢栄一給食を食べた児童からは、「渋沢栄一さんが好んだ煮ぼうとうは、麺が太くて味がしっかり染み込んで美味しかった」や「手作りコーヒーゼリーは、甘くてとても美味しい」、と喜ぶ声が多く聞かれた。
＜深谷市 小島進市長 あいさつ＞
コロナ禍で校内放送を使用してあいさつした深谷市の小島進市長は「美味しい給食を食べて、一生懸命勉強して、一生懸命運動して、元気な子どもでいてほしい。そして、渋沢栄一さんのことを全国のみんなに教えてあげてほしい」と児童に伝えた。
＜渋沢栄一給食 献立＞
・黒パン
・牛乳
・煮ぼうとう（渋沢栄一も好んで食した郷土料理）
・手作りコーヒーゼリー（パリ訪問の船の中で出会ったコーヒー）
・ステンドグラスキッシュ風（都内の飛鳥山公園にある「青淵文庫」のステンドグラスをイメージして、好物のいも、市の特産品ホウレン草を使用）
・ふっかちゃんブロッコリーのごまサラダ（地場産ブロッコリーを使用）
