THineグループのキャセイ・トライテック株式会社は、学校や企業等再開時の検温スクリーニングの利用場面で、同時に15人の体温検出&マスク有無検出可能なサイネージ(電子看板)型AI顔認証・体温検知ソリューションの提供を開始します。
新ソリューションは数メートルの距離から非接触で、同時に15人の体温スクリーニングとマスク着用の有無が検出可能で、また黒体(Black Body)の内蔵により、検温制度を落とさずにシステムがコンパクトとなって、設置・移動が簡単にできます。黒体とは、外部から入社する電磁波をあらゆる波長に渡って完全に吸収し、また熱放射できる理論上の物体で、実際に利用されているものはそれに近い物質です。
同社は新型コロナウイルス感染症拡大予防への貢献を目指し、2020年2月21日付、また4月23日付で同時多数者の検温を可能とするエントランス・ホール型非接触検温ソリューションおよびゲート型非接触検温ソリューションをリリースしており、今回の新しいソリューションは第3弾となります。学校やオフィスビル、商業施設、工場など広い業種で、出入口での検温やマスク着用の呼びかけに利用できます。
大型の55インチの他、35インチ、20インチがあり、いずれもキャスターがついたスタンドが付属しているので移動・設置が楽にできます。検温の制度は±0.3℃、体温スクリーニングスピードは0.1〜1秒です。検知距離は0.5m〜5mですが、推奨される距離は3mとなっています。顔認証は単体で1万人顔登録が可能です。
緊急事態宣言が全国で介助となり、徐々に学校や経済活動を再開する動きが始まっています。再度の感染拡大を防ぐために、マスクや手洗い、人混みを避けるなどの個人の努力に加え、多数の人が集まる・利用する場所では体温スクリーニングのような企業、団体の努力が必要となるでしょう。日常を再び失わないために、体調管理、観察を続けていきましょう。