シャープの「RoBoHoN(ロボホン)」は人型ロボットとスマートフォンが合体した、とてもユニークな製品です。身長は19.5cm、丸い頭と四角いボディで、一見おもちゃのように見えますが、本格的なロボットであり、スマートフォンです。スマホ部はAndroidベースで、Web検索、地図検索、メモ、アラームなど一通りの機能を備えています。
電話としてのロボホンとは別に、開発専用のロボホンもあります。これはオリジナルのモーション(ロボホンの動作)の開発やScratchを使ってプログラミングすることに特化しています。自由にロボホンを動かしてみたい、Scratchを使ってプログラミングの学習に活用したい、といったニーズに応えたものです。
シャープは「ロボホン」用のプログラミング学習ソフトウェア『ブラウザ型プログラミングツール』<SR-B04AT>を発売します。2020年度以降に小学校でのプログラミング教育が必修化されることを見据え、学校や塾などの教育機関に提案していきます。
このソフトウェアは、ブロック型のオブジェクトを組み合わせることで、簡単に「ロボホン」の動作や対話などのプログラムを作成できます。Webブラウザ上で動作するので、パソコンはもちろん、タブレット端末などでも手軽にプログラミングすることが可能です。また、パソコンやタブレット端末と「ロボホン」をWi-Fi(R)経由で接続できるので、ワイヤレスでプログラムを実行できます。同時に複数の端末から「ロボホン」に接続可能なので、グループでの学習にも活用できます。
「ロボホン」は英語と中国にも対応しているので、対話プログラムの作成などを通じた外国語学習にも応用可能です。ソフトウェアのインターフェースも可愛く分かりやすい雰囲気で、プログラミングが初めての子どもたちも取り組みやすそうです。何よりロボホンが自分の作ったプログラム通りに動き、しゃべったらとてもうれしいでしょうね。