千葉県君津市は、国産のWeb会議システム「Calling for Government」の実証事業を開始した。このWeb会議システムは連携協定締結式をオンライン化する際などに活用し、他のWeb会議システムと比較検討を進めていく。
■コロナ禍におけるWeb会議システムの有用性を検証
今回の実証事業では、君津市が対面業務の一部をWeb会議システムに置き換えるにあたり、株式会社ネオラボが提供するWeb会議システムがコロナ禍において機能していくかの有用性を検証する。また、Callingカスタマーチームが、初期設定のサポートから運用における相談、システムへの要望に対して対応する。
■対面会議をオンライン会議に変更する
「Calling for Government」の活用例としては、①外部との対面の会議をオンライン会議に変更、②都内の民間事業者や遠隔自治体との連携協定締結式をオンライン化などを予定。数あるWeb会議システムの中でも、国産のサービスであり、他の自治体でも導入実績がある点を踏まえ、他のWeb会議システムと比較検討するための実証実験に着手する。
■自治体のICT化のカギを探る
君津市に限らず自治体における新たな生活様式を取り入れた行政運営は喫緊の課題となっている。今回の実証実験をきっかけに、どうすれば自治体でのICT化やDXの推進が加速していくのか、また解決しなければいけない点はどこにあるのかを調査し、君津市とネオラボが協働して取組を進めていく。
<君津市 企画政策部 政策推進課 重田友之氏 コメント>
従来、対面で実施していた協定締結式が、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、オンラインで実施することとなり、運営に関して大きな不安があった。そのような時にCallingカスタマーチームによる様々なサポートは大変心強かった。今後も新たな分野や事業への活用に向けて取り組んでいきたい。