石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)は「地熱シンポジウムin札幌」を2020年10月19日(月)にオンラインで開催する。
■地熱開発への一層の理解を深める
「地熱シンポジウムin札幌」は、北海道の地域特性を考え、地域や自然との共生、地域活性化を目指しながら地熱開発を進めるために、関連する行政・事業者・地域住民などが共に考える機会をつくり、それを全国に配信することで、国内の地熱開発への一層の理解を深めるイベントとなる。
■地熱資源に恵まれた北海道
北海道は地熱資源に恵まれ、2019年度までのJOGMEC資源量調査助成対象地域の約3割にあたる22地域が北海道内で実施され、うち3地域でバイナリー発電所の建設に進展している。また、JOGMECによる広域の地熱資源ポテンシャル調査も半数を超える 8 地域が北海道内で実施されてきた。
■地熱資源を有効に活用するために
今後の地熱開発が期待される北海道地域では、寒冷地の気候から発電に付随する熱の直接利用のメリットは得やすいものの、北海道がもつ地熱資源ポテンシャルを考慮すると、十分に有効利用できていないのが現状となっている。
■北海道の地熱ポテンシャルを語る
シンポジウム当日は、コミュニティデザイナーの山崎亮氏がクロストークのモデレーターを務め、基調講演では「北海道の地熱ポテンシャル、開発状況、課題と展望」、「北海道の観光・温泉の現状と課題」についてわかりやすく解説。クロストークでは、発電に伴う熱の直接利用など含めた北海道における地熱開発と地域振興の取組や、道外の先進的な事例について意見交換を行い、新たな可能性を展望する。
<「地熱シンポジウム in 札幌」 開催概要>
開催日時:2020年10月19日(月)14:00~16:00
会 場:オンライン(ライブ動画)
主 催:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
後 援:資源エネルギー庁、環境省、北海道、地方独立行政法人北海道立総合研究機構、
日本地熱協会、日本地熱学会(予定)
プログラム:
基調講演①:地方独立行政法人北海道立総合研究機構専門研究主幹 高橋徹哉氏
基調講演②:北海道経済部次長 山﨑雅生氏
クロストーク:
弟子屈町長 徳永哲雄氏
森町 森・澄川第1利用ハウス組合 役員 伊藤博之氏
オリックス株式会社 環境エネルギー本部 事業開発部 地熱チーム 課長 田巻秀和氏
株式会社 MOVIMAS 代表取締役、株式会社八幡平スマートファーム 代表取締役社長
(高石野施設野菜生産組合 組合長) 兒玉則浩氏
主催者代表:JOGMEC 理事長 細野哲弘氏
※内容や登壇者は都合により変更になる場合がある
参加方法:公式サイトより事前登録。
参 加 費:無料
問い合わせ先:
「地熱シンポジウム in 札幌」開催事務局
Email:info@chinetsu-sympo2020.jp(24 時間受付)
Tel:050-3579-1019 (10:00~17:00) ※土日祝休み