北九州市教育委員会では、令和元年8月に策定した「第2期北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」をPRする短編ムービー「3日間クラブ」を制作しました。主演は私立中学校演劇部員や教員で、自分たちの学校を舞台に映画撮影に挑んだエンタテインメント作品です。
この短編ムービーの制作に併せ、劇場上映会・タウンミーティングを開催します。北九州市の教育や未来について、中学生と市長、教育長、市民が一緒に考えるイベントです。日時は令和2年2月1日(土曜日)10時00分〜11時40分、会場は小倉昭和館1号館です。入場料は無料、定員270名、託児付きです。事前申込を現在受付中、定員となり次第締め切ります。当日空席がある場合は、当日の入場も可能です。
「第2期北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」は、昨年度をもって前教育プランの計画期間が終了したこと、また令和元年5月に新たな「北九州市教育大綱」が策定されたことから、教育を取りまく社会状況等の変化や、これまでの成果・課題に対応する新たな教育プランとして策定されました。
見直された点として、まずSDGsの視点があります。北九州市は昨年6月に『SDGs未来都市』に選定されました。プランでは教育活動全体をSDGsに示される17の目標の視点で整理すると共に、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を踏まえた学校教育を推進していくことを目指します。その他にAI等の技術革新の進展に対応する「未来を見据えた教育の情報化」、教職員のワーク・ライフ・バランス等の充実を図る「働きがいのある学校づくり」を盛り込んでいます。
「3日間クラブ」は、行政計画である新教育プランを短編ムービーでPRするという、これまでにない取り組み、意欲作です。ある日、部活動が休みとも知らずに偶然集まった所属部の異なる4人、自分たち以外、誰もいないはずの学校でふしぎなことが起こり始める、という内容で、SDGsをキーワードに、互いに影響し合いながら自ら未来をひらいていく姿を描いています。
予告編ムービーが北九州市教育委員会ホームページで公開されているということです。中学生が直接教育プランに関わる取り組み、子どもも大人も、同じフィールドで教育について考え、それぞれの考えを聞くことができる良い機会ではないでしょうか。