凸版印刷株式会社と日本体育大学は、世界初となるトップアスリートの動作解析データを基に個人に合わせた最適な動作トレーニング法を提供する「標準動作モデルを用いたループ型動作トレーニングシステム」の共同研究を開始します。
この共同研究を行うことにより、子どもから高齢者まであらゆる世代におけるスポーツ愛好者や競技者の運動能力向上と健康増進の実現を目指します。
研究は、以下のように行います。
日本体育大学がアスリートをモーションキャプチャし、効率的で身体への負担が少ない標準動作モデルを作成するとともにコーチのトレーニング方法をデータベース化します。
凸版印刷は、標準動作モデルと運動者を比較し、改善点を抽出するための可視化技術を開発します。また、コーチが運動者を評価し、改善のためのトレーニング方法をアルゴリズム化し自主的なトレーニングを可能にします。さらに、ユーザビリティ向上のためのプラットフォーム化を実現します。
これにより、標準動作モデルと自身の動きを比較し、動作の差分などを算出したスコアの情報から、模範的な動作や個人に合わせた最適なアドバイスを受けることが可能になります。
この共同研究を行うことにより、スポーツにおける効率的で身体への負担が少ない動作トレーニングを実現し、システムを活用し、貢献すること、また、スポーツ市場の活性化をはかることを目指します。
なお、2019年9月10日(火)から12日(木)まで開催される「日本体育学会第70回大会」の凸版印刷ブースにおいて、共同研究の紹介展示が行われます。