共栄大学国際経営学部の伊藤ゼミでは、「Hop Step Sing!」(講談社)とタイアップして、中学生・高校生向けの情報教育教材「選挙運動編」と「情報漏えい対策編」を開発。10月23日(金)から特設サイトで公開している。
■ゲーム感覚で楽しみながら学ぶ
共栄大学の伊藤ゼミが産学連携で開発した情報教育教材「選挙運動編」「情報漏えい対策編」は、株式会社講談社、株式会社講談社 VR ラボ協力のもと、VR アイドルプロジェクト「Hop Step Sing!」とタイアップ。生徒にとって身近な話題をゲーム感覚で楽しみながら学ぶことができる。
■高い教育効果が得られる教材
2016 年に学習院大学計算機センター特別研究プロジェクトの一環とした研究目的で、PCのみで動作する「選挙運動編」を開発。高校において本教材を用いた実験授業を行った結果、高い教育効果が得られることが分かった。
■より多くの学校で活用してもらうために
昨今のオンライン授業が多く実施される状況において、より多くの学校等で活用してもらい、中高生の学びの機会を増やしたいという思いから、タブレットやスマートフォンにも対応した教材として公開したいと新たに開発した。
■フルボイスで楽しめる
伊藤ゼミの女子学生4人がゲームのコーディングを一から実施し、作り直した。「Hop Step Sing!」の華やかな3人のキャラクターと共に、フルボイスで楽しみながら学べる教材となっている。
■授業だけでなく家庭でも活用できる
公開期間中(2020年10 月~概ね3年間の予定)は、PC・スマートフォン・タブレット端末等から、誰でも無料で利用できる。中学校の技術・家庭科(技術分野)や、高等学校の情報科などの授業をはじめ、家庭でも活用できる教材となっている。
<選挙運動編>
中学校の社会科および技術・家庭科(技術分野)、高等学校の公民科および情報科、総合的な学習の時間等で「インターネット選挙運動」を学習する教材。公職選挙の選挙権年齢の引き下げおよびSNSや動画投稿サービスの普及に伴う公職選挙法違反に問われる可能性のある投稿をしてしまう事案の増加を受け、選挙に関するSNS等の正しい使用方法を学ぶことを目的としている。
<情報漏えい対策編>
中学校の技術・家庭科(技術分野)、高等学校の情報科、総合的な学習の時間等において、「情報漏えい対策」を学習する教材。不審なアプリをインストールするなどして個人情報などが危険にさらされる事案が増加していることを受け、情報を保護する意識を育むことを目的としている。