文部科学省が、企画競争を前提とした児童生徒の心と体を守るための参考資料の作成(依存症に関する指導参考資料の作成)を公募しています。
学校教育において、依存症に関する指導を実施する際の参考資料となる教職員向けの指導参考資料の作成を行い、成果物を普及します。依存症とは、医学的定義が定められているもののほか、インターネットやギャンブル等の行為や過程に関する、いわゆる依存症を含めるものとします。
学校教育においては、これまで喫煙、飲酒、薬物乱用の健康被害の一つとして依存症について取り上げ指導を行っていました。これらについては、すでに医学的定義がなされています。他方、インターネットやギャンブル等の行為に関する依存については、医学的定義が定まっていないこともあり、これまで学校教育においては直接的な指導は行われていませんでした。こうした中、平成28年に成立した特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律の附帯決議第10項では「ギャンブル等依存症に関する教育上の取組を整備すること」など、政府に対してギャンブル等依存症対策の強化を求めています。附帯決議を踏まえ、政府は「ギャンブル等依存症対策の強化について」をとりまとめ、ギャンブル等依存症に関する教育上の取組として「中・高・大学生向けの啓発資料等の内容の検討を進め、子供の発達段階に応じた効果的な普及啓発を推進していく」ことなど、今後ギャンブル等依存症対策の強化に取組むこととしました。事業は、依存症に関する指導の充実に資することを目的に実施します。
参加を希望する者は、企画提案書を公募要領に従って提出します。なお、参加表明書の提出は不要です。提出期限は、平成30年4月6日17時必着。その他必要事項については、公募要領等によります。