保育園と保護者をつなぐコミュニケーションサービス「キッズリー」のサービスで、保育での成果が出てきています。
1つ目は、行政監査に必要な書類作成を手助けするサービス「キッズリー帳票管理」で、3月1日よりサービスの提供を開始しました。
保育士が負担を感じる業務の1つである事務作業には、指導計画・保育日誌・登降園時の対応などがありますが、厚生労働省の「保育人材確保に関する調査」によれば、約6割の保育施設が、保育日誌記録・保育計画作成のICT化によって業務軽減できることを期待しています。
キッズリーは、2017年4月より登園時間をタブレットで管理できる「キッズリー登降園管理」を提供してきており、「キッズリー帳票管理」で保育士の事務処理時間の大半を占める、保育日誌・指導計画・児童票(園児台帳)をICT化することにより、さらなる保育士の業務負荷軽減を目指します。
2つ目は、鎌倉女子大学×キッズリーの共同研究発表会「保育現場におけるICT介在による影響について」です。
キッズリーでは、2016年1月より、鎌倉女子大学の「小泉裕子研究室」と保育に関する実践の質的向上を目指し、保育者と保護者のコミュニケーションに
おけるICT化の有効性についての共同研究を行なっていました。
このたび、鎌倉女子大学の学生による「保育現場におけるICT介在による影響」について、研究結果発表会が行われました。
研究結果として、保護者・保育者間では連絡帳など紙媒体のコミュニケーションが多い中、「キッズリー」の「フォト機能」によっての園での子どもの様子を保護者に写真で共有することで、家族の会話が増え、保護者の園の保育方針に理解が高まったという結果となりました。
なお、2016年3⽉15⽇より提供開始されている「キッズリー アプリ」では、園児の登園・遅刻・欠席状況を、保護者と保育園、それぞれの持つアプリから管理することができる機能が無料です。その導入園数は2018年3月15日時点で全国で1,000園を突破しています。