これからの体育のあり方を考え、提言するプロジェクト「未来の体育を構想するプロジェクト」が立ち上げられました。お茶の水女子大学附属小学校の教員、神谷 潤氏が発起人となって立ち上がったもので、このプロジェクトのスタートとして2019年1月にイベントが開催されます。
「未来の体育を構想するプロジェクト」は、学校教育における運動や保健の学び、「体育」について、様々な視点から「そもそも体育とは何か」を問い、これからの体育がどのようになっていったらよいか、学校の教員だけでなく、社会の問題として、全ての社会の成員が考え、これからの体育像をみんなで考えていく、これを目的としたプロジェクトです。
初めて開催されるイベントでは、プロジェクトのスタートとしてプロジェクトの趣旨説明、「未来の体育を構想する」「未来の体育を創造する」というタイトルのシンポジウムが行われます。さらに2つのシンポジウムを受けての対話、名刺交換会、ワークショップがあります。
「未来の体育を構想する」では、体育、教育学、哲学、スポーツなど、登壇者の知見に基づき、対話する空間を作ります。「未来の体育を創造する」では、未来の体育(スポーツ)にむけて、登壇者の実践の紹介があり、これからの体育のあり方を問う時間となっています。
ワークショップは「第1回体育嫌いによる体育研究会」、「現職教師による体育実践紹介&検討会」、「これからの体育授業を提案してみます会?」の3つが予定されています。「体育嫌いによる〜」とは、なかなか興味を惹かれるタイトルですが、ここでは、これまでの体育が嫌いだった人が集い、当事者同士で対話することを通して、これからの体育について考える研究会を立ち上げるというものです。
イベントは2019年1月12日、お茶の水女子大学にて行われます。会費2000円、定員200名、申込先着順です。教員だけでなく、全ての人が対象です。体育好き、嫌い、今の運動習慣がある人、ない人、さまざまな人が参加することで新しい何かが生みだされそうですね。