公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、子供虐待の予防に向けた活動を行っています。このたび、体罰を禁止する法律をつくろうとするときに、国や文化の違いに関わらず共通してよく質問される内容をまとめた『子どもに対するあらゆる体罰を禁止するために:よくある質問集』を発行しました。
本質問集は、セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデンと子どもに対するあらゆる体罰を終わらせるグローバル・イニシアチブが、共同でまとめた質問集の日本語版。子供に対するあらゆる体罰を禁止することを考えたときに、親や教育者や家族の日々の生活に関連したたくさんの疑問や質問に答えながら、禁止の理由や家族に及ぼす影響についての誤解を解く内容となっています。
第1章は「体罰は子どもを本当に傷つけるのでしょうか?」といった「あらゆる体罰を禁止にする理由に関する質問」、第2章は「体罰が禁止されると、わがままで自制心が欠如した子どもになってしまうのではないですか?」といった「あらゆる体罰の禁止がおよぼす影響に関する質問」で構成されています。
体罰を法律により全面的に禁止している国は54ヶ国にのぼり、日本国内においても、現在、体罰禁止法制化の動きが急速に進んでいます。質問集により、体罰禁止に関する理解が深まることが期待されます。
『子どもに対するあらゆる体罰を禁止するために:よくある質問集』全文はこちら。