新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、休校中の小中学生向けに教材やドリルなどの無料ダウンロードや無料オンライン授業動画など、学習系の無料支援サービスが多くなってきましたが、子ども達も勉強ばかりでは疲れますので、読書でもと考える保護者も多いのではないでしょうか。とは言え、緊急事態宣言発令下では図書館も本屋さんも開いておらず、本を読むにはなかなか難しい状況になっています。
教科書の出版などで知られる河北印刷株式会社では、スターティアラボの「Actibllk One」を活用して、無料で楽しめる小中学生向けの電子書籍の作成支援を無料で行っています。小中学生向けの書籍コンテンツを持っている出版社向けの支援で、無料で公開しても良い書籍の提供を受けて行います。申込期間は4月13日より5月1日(金)までです。
電子書籍化の申込は、問合せ専用メールにて申込をします。このとき無料公開を検討している書籍の書名とページ数を申請しますが、1社5本までとなっています。掲載予定のURLも申請する必要があります。
対応可のメールが届いたら、公開したい書籍の表紙と本文のPDFファイルを送ります。PDF受領後、中2日程度で電子書籍に変換したHTML5形式のデータが納品されます。あとはアップロードして公開完了です。
長い休校が続く中で、本をじっくり読む時間がとれる、と思っていた本好きの子や、子どもに本を読ませたいと思っていた保護者もいたことでしょう。しかし図書館など多くの公共施設は臨時閉鎖、生活必需品以外の店舗は自粛休業など、本を手に取って選ぶことは難しくなっています。
ネット書店など本を買うための手段はありますが、仕事も縮小しているところが多い中、あまり本にお金をかけていられないのも正直なところでしょう。電子書籍化して公開された本は、河北書店のホームページで紹介するので、家の本に飽きたら探しに行ってみてはどうでしょう。