株式会社Libry（リブリー）と教育出版社 株式会社増進道・受験研究社は、休校などにより家庭学習に取り組む中学生を支援するため、個人・学校・自治体に対し、参考書「自由自在」と問題集「標準問題集」を急きょデジタル化し、2020年8月31日まで「リブリー」にて無償で提供します。
提供開始日は、書き込みも出来る電子書籍版の「標準問題集」が2020年5月25日、「自由自在」は2020年6月1日に一部科目から順次提供します。さらに、「問題検索」や「復習支援」などの学習サポート機能が豊富なデジタル問題集版の「標準問題集」も準備が出来次第公開予定です。
両社は、これまでもそれぞれにコンテンツの無償提要など休校期間の学習支援を行ってきましたが、休校期間の長期化で学習格差が拡大していることを受けて、より多くの子ども達の学習を支援できるよう協働していくということです。提供対象となるのは「自由自在」が英語・数学・理科・社会、「標準問題集」は数学・英語のそれぞれ中学１年、中学２年、中学１〜３年の計10冊です。
個人での利用も、学校・自治体での利用も可能ですが、それぞれ申込サイトが異なります。コンテンツはPC、タブレット、スマートフォン、Chromebookで利用できます。対応OSはiOS、Android、Windows、ChromeOSで、書籍ビューワー機能で利用可能です。
学校で導入すると、生徒向けコンテンツと合わせて「リブリー」の学習履歴の確認や宿題の配信・回収・集計ができる先生用ツールも利用できます。授業準備や宿題対応などの業務が効率化され、校務負荷軽減や先生の働き方改革にもつながります。
多くの府県で非常事態宣言が解除され、学校の再会のニュースも聞かれるようになってきました。ですが、休校期間に出来なかったことと、分散登校や在校時間の短縮など、満足に学習できる状況とは言い難いのではないでしょうか。学校に通いつつも家庭学習を効率的に取り入れることで、現在のハンディを解消できるといいですね。
