仙台育英学園は先進的なICT授業の実施を推進しており、オンライン英会話などのICTを活用した授業を支える無線LANインフラとして、株式会社フルノシステムズの業務用無線LANアクセスポイント「ACERA（アセラ）シリーズ」を導入しました。現在宮城野校舎（仙台市宮城野区）で90台、多賀城校舎（宮城県多賀城市）で55台、合計145台のACERAが稼働しています。
英語とICTを組み合わせた「オンラインスピーキングトレーニング」では、クラス全員が同時にノートPCでそれぞれ海外の講師とネットでつながり、マンツーマンで会話をします。また情報科学コースの生徒はモバイル端末（Surface）を1人1台保有しており、その無線接続はACERAが担っています。
オンラインスピーキングトレーニングの実施には、高負荷通信時の安定した無線接続が条件となりました。高機能アクセスポイントであるACERAを教室に設置することで、１クラス35人以上の安定した音声・映像同時通信が実現され、オンラインスピーキングトレーニングを授業のカリキュラムに盛り込むことができました。
学校教育のICT活用を支援するクラウドサービス「Classi」を採用し、生徒全員が使用できるようになっています。各種デバイスからアクセスでき、生徒・教師間の情報共有やコミュニケーションプラットフォームとなっています。授業や部活動と、幅広く活用されています。
選考してアクセスポイントの導入・整備を行った宮城野校舎では、Wi-Fiが校舎内の全域をカバーしています。多賀城校舎内も順次導入が進み、無線LANエリアを拡張していく方針です。無線LANはオンラインスピーキングトレーニング以外の授業でも多く用いられており、課題・資料の配付やプレゼンテーション、動画コンテンツの閲覧など、ICTを活用した授業を実施しています。
学校の生徒が同時に使うという多台数同時接続、映像でやりとりする高負荷通信も問題なく行えているのは、専門企業によるコーディネートの為せる業と言えるのではないでしょうか。特定のカリキュラムにとどまらず、広く参考になりそうですね。
