(株)リクルートマーケティングパートナーズと(株)リクルートマネジメントソリューションズは、教育改革を契機に学校教育で求められる「主体的な学び」について、その育成のメカニズムを明らかにするために全国約15万人の高校生を対象に調査を実施。その分析結果を公表しました。
なおこの2社は、教育界・産業界において先行きの予測が難しいVUCA(ブーカ)時代に、不可欠な力として注目されている「主体性」がどのようにしたら育まれていくのかを明らかにし、人材育成の手がかりを得るべく、合同プロジェクトを立ち上げています。
学びに向かう力の要素として「主体性」、人間性等の涵養の要素として「多様性・協働性」などに関わる調査項目を共同開発し、学校教育において生徒の「主体性」はどのようにして育まれるのか、得られたデータをもとに分析したところ、「目標設定・振り返り」をおこなうことで「主体性」が高まる可能性が示唆されました。また、「主体性」が高まることで「多様性・協働性」が高まることも示唆されました。
某高校の生徒458人を対象に、2018年9月、12月の2度にわたり「主体性得点の変動」について調査を実施したところ、「活動メモ」の投稿数が多い生徒ほど、主体性の得点にプラスの影響を及ぼす関係性であることが明らかになりました。
今回の分析結果をふまえ、「教員がどのように生徒一人ひとりに合った目標設定・振り返りの指導をするのか」が重要になると捉え、2社は学校の教員向けに「生徒の主体性育成」に関する支援を実施しています。
高校生約15万人を対象とした初の大規模調査で「主体性」の育み方解明への一歩へ | リクルートマーケティングパートナーズ
http://www.recruit-mp.co.jp/news/release/2020/0210_3832.html