中等教育(中学・高校)の学校教育には、インクルーシブ教育を実現する上での課題が多く残されている。その問題を討議する「DO-IT Japan2020一般公開シンポジウム」が12月26日(土)にZoomによるウェビナーで開催される。
■文部科学省や厚生労働省の取組を紹介
DO IT Japan主催による本シンポジウムは「中等教育(中学校、高校)でのインクルーシブ教育の可能性を最大化するために何をすべきか」をテーマに議論が交わされる。第1部では文部科学省や厚生労働省から講師を迎え、現在の取組について紹介される。
■中高でどのような取組が必要だったかを語る
第2部では、大学生になったDO-ITスカラーと一緒に、公立学校や私立学校、特別支援学校など中高の経験を振り返り、どのような取組が必要だったのかを議論する。
■インクルーシブ教育を実現するには何を行うべきか
2016年の障害者差別解消法の施行後、障害のある児童生徒が通常学級で学びながら特別支援教育を受けたり、通常級でも合理的配慮を得て学ぶ機会が拡大した。一方、中等教育(中学・高校)段階の通常の学校教育には、インクルーシブ教育を実現する上での課題が多く残されている。そこで、これから何を行うべきか、考えを深める機会とする。
【イベント概要】
テーマ:「中学・高校のインクルーシブ教育を実現するには?」
日程:12月26日(土)13:00~17:00(Zoomによるウェビナー配信/無料)
対象者:シンポジウムに関心をお持ちの全ての人
タイムスケジュール:
[第1部]
挨拶・行政説明/13:00~14:35
開会挨拶:近藤武夫
(東京大学先端科学技術研究センター・准教授/DO-IT Japan・ディレクター)
大学挨拶:
神崎亮平 (東京大学先端科学技術研究センター・所長)
松木則夫 (東京大学・大学執行役・副学長)
行政説明(敬称略):
川口貴大(文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課・課長補佐)
辻 邦章(文部科学省 高等教育局学生 留学生課・課長補佐)
小林 孔(厚生労働省 職業安定局障害者雇用対策課・課長補佐)
休憩:14:35~15:00
[第2部]
ディスカッション「中等教育段階でのインクルージョン」/15:00~17:00
ファシリテーター:近藤武夫
話題提供者 (4名のDO-IT Japanスカラー)
※15:00~16:30:話題提供者とファシリテーターでディスカッションを行う
※16:30~17:00:質問に対し、登壇者と共に質疑応答を行う。
<申し込み>
12月23日(水)までに、以下のWebサイトの「お申込み」から登録
※12月27日(日)午後には、障害のある本人とその保護者が参加できるセミナーも開催
PAL(パル)セミナー:https://doit-japan.org/2020/11/30/seminar_pal/