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中学3年生「模擬選挙」の授業で 政治に関心を持ち未来を考える 千代田区立神田一橋中学校

2020年10月19日

千代田区立神田一橋中学校(障子幹校長)では2020101日、「模擬選挙」の授業を実施した。中学3年生の社会科の授業の一環として、(公社)東京青年会議所千代田区委員会および千代田区選挙管理委員会の協力のもと行われた体験型授業だ。

 

架空の「区長選」 立候補者役に青年会議所が協力

  今回の「模擬選挙」の授業は、生徒に政治選択を体験させることで、国や地域の政治や現状、未来について考えるきっかけとし、実際の政治への理解を深めることを主な目的としている。

 

授業には中学3年生の56人が参加。架空の区である「みらい区」の区長選挙を題材に学習が進められた。

東京青年会議所千代田区委員会の3人が区長の立候補者役を演じ、それぞれの公約をスピーチ。全体での質疑応答ののち、立候補者役を交えたディスカッションも4~5人ずつのグループワークで行われた。生徒たちからは積極的な意見が出され、立候補者役も真剣に応えていた。

最後に、生徒たちは校内に設置した投票所に移動。千代田区選挙管理委員会の協力により、投票箱など実際の選挙で使用される備品を使用し、実際の選挙に近い形で投票を行った。生徒たちはどの候補者たちが良いのかよく考え、投票していた。

 

授業を終えて生徒たちからは「候補者の意見を聞くことで、当初と印象が大きく変わり、投票する人も変わった」という声があった。協力した東京青年会議所の担当者は「立候補者の政策を充分に理解し、周囲の人と意見交換をすることを通して、投票する人を決定する重要性を学んでもらえたのではないか」と話す。「海外ではアメリカ大統領選挙が、また来年1月には千代田区長選挙も控えており、社会的な関心が高まっている。まだ投票権はなくても、今回の授業によって、生徒たちが選挙を身近に感じ、学ぶきっかけにして欲しい」。

当日は千代田区選挙管理委員会の八尾規子委員長らも同席。同校では「区内の他校にもこうした活動を伝え、広めていきたい」としている。

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