中高生向けのプログラミング教育事業を手がけるライフイズテック株式会社は、プログラミング教育を通じて、自ら考え新しい価値を作り出す、創造性を育む教材やサービスなどを中学校・高校向けに提供する事業を本格化します。その一環として、プログラミング教育に対応した指導教材「MOZER for School」を2020年春に提供開始します。
「MOZER for School」の学習内容は、HTMLとCSSによるホームページ制作です。学習コンテンツが約12時間分、復習コンテンツが約2時間分、そしてオリジナル作品制作実習が約8時間分です。これを4コマ〜20コマ前後まで、柔軟に授業に導入できます。学習スタイルはブラウザ完結型の個別学習で、必要なものはインターネット環境、PC、ブラウザで専用のソフトウェアなどは必要ありません。
特長は、個別最適の授業を実現すること、一斉授業ではなく、生徒がそれぞれのペースで学習可能です。作品作りを通して課題が出題され、コーディングを楽しく学ぶことができます。そして先生は授業準備の手間がかからず、導入環境や設定もシンプルです。進捗管理画面、指導案、補助教材、小テスト、評価指標などの学習支援ツールも提供します。
ライフイズテック株式会社は、2018年より教員向けのIT・プログラミングキャンプ「TECH for TEACHERS CAMP」を実施し、「教える側の課題」に取り組んできました。教員の負担という課題のほか、中学・高校では小学校で習得する「プログラミング的思考力」の崎にある技能・知識の獲得が期待されますが、その教材や導入環境や教え手の育成が充分ではありません。そこで学校の先生に負担をかけず、オンラインで多くの中高生が個々のスピードにあわせて、楽しくテキストコーディングを学べることを目指して開発されたのが「MOZER for School」ということです。
新しいカリキュラムだけに、家庭や子どもたち自身の準備の難しさ、進度の違いへの対応など、難しい点が多くあるのではないでしょうか。教える、管理する側も負担なく、分かりやすくできるツールを活用して、プログラミング教育がスムーズに導入できるといいですね。