「中学校の学習指導に関する実態調査報告書 2017」が、ベネッセ教育総合研究所により公開されています。
調査は、全国の中学校の主幹教諭・教務主任、理科教員、社会科教員を対象に、学習指導の取り組みや意識、ICTの活用状況などをたずねるアンケート調査として、行われました。
調査は2005年から実施されているもので、報告書には経年比較の結果も掲載されています。
調査項目は3つで、1つ目は主幹教諭・教務主任への調査で「学習指導や学校での取り組みの実態」について、2つ目は理科教員への調査で「理科の学習指導に関する実態」、3つ目は社会科教員への調査で「社会科の学習指導に関する実態」です。
1つ目の「学習指導や学校での取り組みの実態」についての具体的な内容には、全校的な取り組み、ICTの活用や主体的・対話的で深い学びの実施状況、また、言語活動の充実のための全校的な取り組みなどの解説があります。
2つ目の「理科の学習指導に関する実態」では、観察・実験などの学習活動、生徒に身についている力・身につけさせたい力、また、授業の進め方などについて、解説されています。
3つ目の「社会科の学習指導に関する実態」では、テーマを設定して探求する学習についての調査などについても解説されています。
先生方が日々どのように考え指導されているのか、こうした形で見ることができるわけですね。