シャープは教育機関や自治体などの法人を対象に、コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した小学校向け「AI教育パック」を、今日から販売開始した。同パックは、ブロックの組み合わせによってロボホンの動作や対話プログラムを簡単に作成できるソフトウェア「ロブリック」や、「A3RT(アート)」を活用したチャットボットアプリなどのAI教育ツール、授業カリキュラムがセットになっている。
「ロブリック」には、ディープラーニング解析で画像認識を可能にする「TensorFlow Lite」を搭載。ロボホンのカメラで人物や果物などを撮影すると、ロボホンがAI学習で記憶する。学習した対象物をロボホンのカメラで認識すると、あらかじめプログラムした特定の動作や返答を行う。
「A3RT」では、ロボホンへの質問に対し、クラウド上のAIが自動で返答を生成。ロボホンを介してAIとの対話を体験することができる。
「『ロブリック』基礎学習」「AIによる『音声認識』」など全8コマからなる授業カリキュラムは、ロボホンやAI教育ツールの活用を通じてAIについての理解を深め、児童自らがAIの特長や利点・課題などを考える機会を提供する。
また、同パックを活用したオンライン授業サービスを、マクアケが運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」で今日から販売している。同サービスは個人でも購入でき、家庭でのAI学習にも活用できる。