株式会社NTTドコモは、全校の教育委員会、小学校の先生向けに、プログラミング教育用ロボット「e-Craftシリーズembot」を活用したプログラミング教育支援サービスを、2018年12月10日(月)から開始します。
「embot」はダンボールと電子機器を用いてロボットを組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を学ぶことができます。また組み立てたロボットは、タブレットやスマートフォンにインストールしたビジュアル・プログラミングの専用アプリを用いて、子どもでも簡単に操作することができます。特にフローチャート形式でプログラムを組むことができるため、if文やfor文など、より高度なプログラミング要素も直感的に身につけることが可能です。
2020年より必修化される小学校でのプログラミング教育に対し、ドコモは教育委員会や小学校と連携して、こども向けのプログラミングイベントや先生向けのプログラミング教育に関する勉強会を全国各地で開催するなど、現場の先生を支援する取り組みを進めてきました。今回これまでの取り組みをもとに、小学校の教育指導要領に沿ったプログラミング教育の指導事例、指導案などを収録した冊子や、プログラミングを活用した授業を行うためのサポート教材を納めた「embotプログラミング授業サポートツール」を株式会社ナリカと開発し、これを提供します。
また小学校でのプログラミング教育の目的や、算数や理科などの科目でプログラミングを活用した指導方法などについて解説する動画配信サービス、先生向けプログラミング教育の研修サービスなどを提供します。さらに2018年12月下旬より千葉県の一部ドコモショップにて、「embot」を活用した子ども向けのプログラミング教室をトライアル実施します。
プログラミング教育必修化に向けて、さまざまイベントや教材がありますが、教材とサービスが一体化しているのは現場にとってありがたいのではないでしょうか。ダンボールで作るロボットも、これまで行ってきた工作の延長のようで、子どもたちにも受け入れられやすそうですね。