授業支援ツール、ロイロノート・スクールがiOS版アプリを3.0へアップデートして、ユーザーから要望の多かった、シンキングツール機能が追加されました。
シンキングツール機能は、関西大学の黒上教授との３年にわたる共同開発によって実現したもので、ロイロノート・スクール上で使える、全21種のシンキングツールが追加されます。ペン図で比較したり、フィッシュボーン図でアイデアを出してピラミッドチャートで絞り込んだり、子どもたちの思考をよりアクティブに、学びをより豊かにすることができます。自分の考えを作るプロセスだけでなく、相手に伝える場面でも大活躍します。
今回のアップデートでは、シンキングツールの他、「カードの中に、カードを入れる」、「テキスト機能の強化」、「ペンとキーボードの切り替え」など、大幅なアップデートになりました。これらも、これまでに寄せられてきた多くの要望に応えた内容となっています。
「カードの中に、カードを入れる」はでは、カードサイズを自由に決めて、大きなカードの中に小さなカードを入れられるようになりました。PDFのワークシートにテキストで回答したり、テキストと写真や動画、Webカードを組み合わせたりと、場面に応じた多彩な表現ができます。PDFや写真の必要なところだけクリッピング、余白を作ってメモ、という使い方もできるようになりました。
「テキスト機能の強化」は、国語科の先生からとても要望の多かった「縦書き」に対応しました。縦に書く、それだけでいつもと違った見え方がします。またテキストの一部を大きくしたり色を変えたり、太字にしたりといったことができるようになりました。
「ペンとキーボードの切り替え」が簡単にできるようになりました。編集中、ペンによる手書きとキーボード入力が１ステップで切り替えられます。ICTツールは普及もまだまだこれからなので、こうしたユーザーからの要望を吸い上げてくれるのはうれしいですね。
