シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した教育旅行プログラム「ロボ旅@教育旅行」の販売が、開始されています。
これは、株式会社JTBとシャープ株式会社が教育旅行で協業しての販売で、11月5日(火)より開始しました。
「ロボ旅@教育旅行」は、 修学旅行などで京都を訪れる学校向けに、 観光案内機能を搭載した「ロボホン」を旅行中に貸し出しし、事前・事後学習も含め、観光名所の歴史や文化を学びながら、 ICTを活用する楽しさを体験できる、旅行業界初のプログラムです。
文部科学省は、 2020年度より実施する新学習指導要領において、 情報活用能力を、 「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け、 ICTを活用した学習活動の充実を提唱しています。これに合わせ、小学校ではプログラミング教育が必修化され、 中学校、高校でもICT教育が拡充されることから、学校現場では、ICT環境整備や学習内容の検討が喫緊の課題となっています。
こうしたことから、全国64個所の教育旅行営業拠点を持つJTBと「ロボホン」を開発するシャープの2社が、株式会社ゲンの企画プロデュースのもと、ICTを活用しての教育旅行プログラムをこのたび共同開発したというわけです。
プログラムでは、 旅マエ(事前学習)でロボットが動く仕組みやAIについて学ぶとともに、「ロボホン」に発話させるオリジナルの観光案内文を考えます。
また、旅ナカ(班別研修)では、5~6名の班ごとに1台の「ロボホン」を貸し出し、生徒が考えた発話内容も含め、京都市内500ヵ所以上の観光名所で「ロボホン」の自動観光案内を体感することができます。
さらに、旅アト(事後学習)では「ロボホン」で撮影した写真や行動履歴(ログデータ)を、班ごとの成果発表に活用することができます。
教職員の方々に対しては「指導者管理システム」が提供されます。教職員用のタブレット端末から生徒が持つ「ロボホン」の位置情報を随時把握できるほか、生徒へのメッセージを「ロボホン」に発話させることで、 連絡手段としても活用することができます。