Kids Code Club(キッズコードクラブ)は、アメリカ・シアトルの非営利団体Seattle IT Japanese Professionalsと共同で、「英語で学ぶコンピュータサイエンス」参加者を対象にした、学ぶとポイントがもらえる無料オンライン学習サービスのクローズドβテストを、2月28日に開始しました。
「英語で学ぶコンピュータサイエンス」は、Seattle IT Japanese Professhonalsの取り組みに賛同し、平成30年にシアトル・熊本・札幌・福岡をビデオ会議システムでつないで、シアトル在住のITエンジニアを講師に、5回にわたって実施されたワークショップです。
コンピュータサイエンスや英語を正しく理解することだけを目的とせず、英語やテクノロジーのチャレンジを「楽しかった!」という気持ちと共に記憶に残してもらうと共に、シアトル・熊本・札幌・福岡をオンラインでつなぐことによって、「物理的な距離は克服できる」「世界はつながっている」と体感してもらうことを目的としています。
Kids Code Clubが担当した福岡会場では、ワークショップに参加した子どもたちに独自のポイントを配布し、地域のIT企業からボランティアで参加した現役エンジニアのメンターや、教え合った友達へ、メッセージと共にポイントを贈り合ってもらいました。子どもたち1人ひとりのさまざまな気持ちがポイント共にやりとりされたことで、初めて会った子ども同士、子どもとメンターとの間で、自然に交流が生まれています。
このクローズドβテストは、オフラインのイベント時だけでなく、ワークショップ会場に来ることができない子どもたちにも参加してもらうことを目的に開始されました。参加者は学んだことを記録するとポイントがもらえ、モノ・情報・サポートと交換することができます。学ぶ事でインセンティブが得られる経済圏を構築することで子どもを取り巻く「お金」と「教育」の課題を解決し、どんな家庭環境の子どもでも、楽しく自由に学びながら生きる力が育める社会をつくることを目指しています。
子どもたちが学ぶことが困難であるのは、経済的な要因だけではありません。学校に行きにくい子ども、病気やケガ、障害などで家、病院などから出られない子どもたちもいます。オンラインで学べる、またポイントのように意欲が湧く仕組みがあれば、さまざまな子どもたちが、学ぶチャンスを得ることができそうですね。