東京・千代田区の科学技術館は、自宅や学校に居ながらにして360°画像や映像を通して展示を体験できる「バーチャル 見学ツアー」を11月12日から実施。事前にバーチャルツアーを通して展示を体験することで、来館後の理解を高めることができる。
■新型コロナウイルスにより展示のあり方を検討
科学技術館の展示は、「見て」「触れて」「試す」ことで楽しみながら理解できる体験型展示を主体としているが、新型コロナウイルス感染症対策により、現段階では一部の展示で休止や体験の制限をしている状況にある。
■さらなる情報発信に向けてバーチャル見学ツアーを開始
一方、来館者からは「こんな体験ができるなんて知らなかった」、「もう少し調べて来れば良かった」などの意見があり、さらなる情報発信の必要性を感じていた。そこで、株式会社ビー・シー・シーが手掛けるサービスを利用し、映像技術の試行の場とするとともに、コロナ禍における来館者対応のひとつとして、事前バーチャル見学ツアーの制作が決定した。
<バーチャル見学ツアー 特長>
①ウオークスルーコンテンツに、動画や静止画、テキスト情報、外部リンクなどを無制限に埋め込むことが出来き、魅力あるコンテンツ紹介ができる。
②展示物を閲覧できるようになれば、どのようなことを学べるのか、体験できるのかを事前に知ることができる。 また、コロナ禍で現在休止中の展示物もバーチャルで体験が可能となる。
③1つのバーチャルコンテンツを基に、一般来館者用、学校団体用、移動科学館用と複数のバーチャルツアーを制作することが可能。閲覧者の学習内容に合わせたコンテンツ紹介が出来る。