株式会社イー・コミュニケーションズは、Webカメラと独自のプロクターシステムを活用した監視を行うことで、オンライン試験の不正行為を防止する『リモートテスティング』サービスを2020年10月1日にリリースする。
『リモートテスティング』サービスは、受験時に監視者が受験者の本人確認と不正の発見をオンラインで行うサービス。特に会場型CBTほどの厳正・厳格性を求めないミドルステークスと呼ばれる試験に適している。業界内資格や一般民間資格の試験、社内のコンプライアンス確認テスト、本人確認が必要案通信講座(e-Learning)などでの活用が見込まれる。
また、テストの結果が受験者に重要な影響を与えるため、厳正・厳格性を求めるハイステークスと呼ばれる試験(国家資格・公的資格試験、企業内小心・昇格テスト)においても、感染症流行時の業務継続のための手段として期待が高まっている。2021年にはAI機能を搭載し、より便利に安価に大量に試験監視サービスを提供することを目指している。
『リモートテスティング』サービスは、独自のプロテクターシステムを中心として本人確認と不正防止を実施する。概要は以下の通り。
本人認証:監視者が受験者の運転免許証や生体認証を用いた本人確認をプロテクターシステムで実施する。
不正防止:受験者の不正行為を監視者が発見するとプロテクターシステムが警告する。※2021年にはAIによる本人認証、自動監視も開始する予定。
不正判断:後日、不正情報のある受験者は主催者が映像データにより不正を確認し、最終判断の上、試験結果を更新する。
こうしたサービスによって、自宅受験でも厳格な試験運用が可能になり、主催者側も在宅・テレワークでの統括業務が可能になる。感染症や自然災害の影響を受けにくいだけでなく、主催者の業務効率を高め、人件費・会場使用料などのコスト削減も期待できる。