全日空商事株式会社と公立大学法人横浜市立大学は、データサイエンスの知見を活用し、学生教育と社会連携の推進を目的とした「産学連携に関する基本協定書」を2018年6月13日に締結しました。同日、横浜市立大学の金沢八景キャンパスにおいて、横浜市立大学の二見理事長と全日空デジタルマーケティングカンパニーの辛川カンパニー長による調印式が行われました。
横浜市立大学では、2018年4月に首都圏で初となるデータサイエンス学部を開設し、IoT社会の到来を見据えてビッグデータから新たな価値を生みだすデータサイエンス人材の育成に取り組んでいます。一方、全日空商事はANAグループの商社として幅広い事業を展開する中で、新たな価値の創出にデータサイエンスの知見を積極的に活用していきたいと考え、このたび協定を締結しました。
協定締結により、双方が持つ人的・情報資源やノウハウとの相乗効果を期待し、人材交流を通じた人材育成や共同研究を進めるとともに、将来的にはデータサイエンスの知見を活かした商品・サービスの提供を目指します。
今後は、ビジネスなどの現場におけるデータサイエンスの実践と展望について、データサイエンス学部1年次生を中心とする全学部生を対象に全日空社員が講演を行う「データサイエンスセミナー」の開催や、データサイエンス学部3年次生をインターンシップとしての受け入れ、研究シーズとニーズのマッチングに基づく様々な共同研究、といった連携を行っていく予定です。
企業と大学とで合致した分野での連携を行うことで、研究としても新たな事業展開としても、それぞれに得るものがありそうですね。今後、このような産学連携、産学協同がさまざまな分野で成されていくことを期待したいです。
全日空商事と横浜市立大学とが「産学連携に関する基本協定書」を締結〜データサイエンス分野において人材育成や共同研究を実施〜