グローバル展開するデジタルリテラシー教育プログラム「みんなのデジタル教室」が日本でも提供を開始する。今後は学校での主張授業に加え、人気クリエイター「のえのん」とコラボしたInstagramで授業のエッセンスを学べるコンテンツを展開する。
■デジタル世界で求められるスキルを身につける
Facebook社が展開する「みんなのデジタル教室」は、利用者がデジタル世界で求められるスキルを身につけることができる各種リソースを提供。2020年内にアジア太平洋地域8か国で200万人が受講する予定。
■出張授業やオンライン授業を展開
日本での提供開始にあたり、Facebook Japanは、日本の教育現場のニーズに合った授業を実施するため、NPO法人企業教育研究会と協力してコンテンツを共同制作。出張授業に加え、オンライン授業にも対応し、学校や生徒のニーズに合わせてプログラムを提供する。また、『みんなのデジタル教室』特設ウェブサイトで、デジタルリテラシーに関する各種リソースも公開する。
■デジタル・アイデンティティを考えるをテーマとした先行特別授業
コンテンツ提供に先立ち、12月3日(木)に自由ヶ丘学園高等学校の1年生18名を対象に先行特別授業を実施。本授業では、“デジタル・アイデンティティを考える“をテーマに、SNSと上手に付き合うためセキュリティやプライバシーの理解を目的に、ワーク形成の授業を行った。
■SNSとの正しい向き合い方を考える
参加した生徒は「今までSNSとの正しい向き合い方について考えたことがなかったが、今回の授業を通して、自分のSNSを誰かが見た時の心境を考えて使うようにしたいと思った」と語る。授業後に行ったアンケートでは、9割超の生徒がインターネットやアプリ、SNSへの関心が高まったと答えた。
■のえのんと協力して「タグでたどる物語」を展開
「みんなのデジタル教室」では、誰でも気軽に授業のエッセンスを体験・学習することができるコンテンツ「タグでたどる物語」を12月3日から公開開始した。「のえのん」とコラボして制作し、専用のアカウント(@minnano_digital_kyoshitsu_1)を訪れるだけでInstagram上から誰でも参加可能。プライバシーやセキュリティにまつわる物語を読み進めながらより良いと思う選択肢を選び、最後までクリアすると限定のARカメラエフェクトを使用できる。
<千葉大学教育学部 藤川大祐教授 コメント>
「若い世代が安全・安心にインターネットを利用できるよう、デジタル技術を使いこなす能力である「デジタルリテラシー」を育てることが重要。本教材が、今後のインターネット社会の担い手を育てるために広く活用され、若い世代のデジタルリテラシー向上に寄与することを願っている」
【みんなのデジタル教室 概要】
提供:Facebook Japan株式会社
共同企画:NPO法人企業教育研究会
問い合わせ:出前授業・遠隔授業の応募を希望する際は以下のWebサイトへ