安川情報システム株式会社が、教育委員会向けセキュリティソリューション『スマートスクールセキュリティ』を発売しました。
教育ICT基盤整備の進行に伴い、学校における情報セキュリティ対策の重要度が高まっています。文部科学省が定める「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、推奨事項は多岐にわたり、セキュリティインシデントの未然防止のみならず、インシデントが発生した場合に拡大防止・迅速な復旧・再発防止を講じられる仕組みや体制も求めています。
情報セキュリティに関する施設や人材に十分な投資ができない自治体にとっては、厳しい内容です。そこで、自治体ごとでセキュリティ格差を生じることがなく、教育現場および教員にに手間をかけることなく、施設や人材に寄らずにセキュリティ強化が手軽に実現できるソリューションが開発されました。学校現場のセキュリティを実現し、そこにクラウドでの「見える化」「アラーム通知」といった教育委員会における管理機能を合わせて提供します。
『スマートスクールセキュリティ』は、ガイドライン要求事項を幅広くカバーしています。クラウドから必要なサービスを提供するので、センターがない自治体でもセキュリティ運用を手間いらずで開始できます。そして、教育委員会や情報システム部門は複数学校の利用状況を一元的に把握することができるようになります。
教育委員会用IDでログインした場合は、その配下にあるすべての学校について、学校用IDでログインした場合は、学校内の状況を Webブラウザから確認することができます。
ダッシュボード画面を見れば、学校のICT機器の稼働台数 や、ネットワークの利用状況が一目瞭然です。稼働状況一覧では、登録機器がアラームを発していないかや、アラームのレベルを確認できます。 また、機器ごとにアラーム履歴や保守状況も確認できます。
教育現場のICT整備が進むと同時に情報セキュリティ対策も必要となりますが、それに向けての格差をなくし、教育現場の負担を減らす策も必要ですね。