スズキ教育ソフト株式会社が提供する校務支援システム「スズキ校務シリーズ」は、二要素認証により、教職員の個人認証強化を図っていく。
■校務系情報に求められる本人確認
GIGAスクール構想の実現に向け、教育現場ではICT環境整備が進んだことにより、教職員や児童生徒が情報システムにアクセスする機会も増えている。校務系情報に児童生徒がアクセスするリスクへの対応として、教職員の本人確認が重要視されている。確実な本人確認を行うことは「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に示されている。
■DDSの認証ソリューションと連携
今回の二要素認証は、「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」で推奨される教職員の個人認証強化を支援するもの。株式会社ディー・ディー・エス(以下DDS)の認証ソリューションと連携して行われる。DDSの認証ソリューションは、多要素認証基盤「EVE MA」、万能認証基盤「Themis」などとなる。
■スズキ校務シリーズのログイン認証機能と組み合わせる
DDSの「EVE MA」を始めとした認証ソリューションは、パスワードでの本人認証を、生体認証を含む多要素認証に置換えることができる。校務支援システム「スズキ校務シリーズ」のログイン認証機能とDDSの認証ソリューションを組み合わせることで、パスワード認証利用者の運用負担を最小限に抑える。さらに、ショルダーハックに遭遇する機会を減らし、なりすましや不正ログインを防ぐ環境を提供する。
<スズキ教育ソフト 代表取締役社長 鈴木広則氏>
教育現場では、教職員の校務負担を増やすことなく、情報セキュリティをいかに強化するかが課題となっている。今回の連携で、スズキ教育ソフトの校務支援システムの優れた機能をセキュアに利用できる環境を容易に実現できるようになり、教育現場に貢献していける。