毎年、全学合同海外研修を実施してきた東京医療保健大学は、コロナ禍でも学生の学びの機会を作りたいとし、9月23日から25日まで「グリフィス大学オンライン研修」を実施。全学部学科の学生(1~4年生)から参加希望があり22名(教員含む)が参加した。
■海外の医療・文化を学ぶため全学合同海外研修を実施
東京医療保健大学は、在学中に海外の医療・文化について学ぶ機会を提供するため、開学2年目から希望者を対象に、1週間程度の全学合同海外研修を実施。2018年、2019年はオーストラリアでの9泊10日の海外研修を実施した。
■コロナ禍によりオンラインでの海外研修が決定
2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、渡豪することが難しくなった。そのような状況下でも学生の学びの機会を作りたいという思いから、オンラインでの開催が決定。昨年同様、全ての学部学科の学生(1~4年生)から参加希望があった。
■現地の学生やホストファミリーと交流
期間中、学生はオーストラリアの文化と生活を中心とした英語研修を体験。午後にはグリフィス大学とゴールドコーストについてのプレゼンテーションの受講や、オーストラリアの制度とCOVID-19の対応・現状についての講義、オンラインでの現地学生やホストファミリーとの交流を行った。
■本当に海外に行ったような濃密な交流を体験
参加した学生からは「オンライン実施に対して不安があったが、先生や現地の学生、ホストファミリーが温かく、まるで本当にゴールドコーストに行ったかのように密な交流ができて良かった」「オーストラリアにおけるCOVID-19の対応・現状など最新の医療体制まで学ぶことができ大変勉強になった」などという声が寄せられた。
<オーストラリア研修 概要>
研修先:グリフィス大学 ゴールドコーストキャンパス
(オーストラリア:クィーンズランド州ゴールドコースト市)
実施期間:2020年9月23日(水)~25日(金)
実施方法:オンライン
内 容:
英語研修(オーストラリアの文化と生活を中心に)
グリフィス大学とゴールドコーストについて(プレゼンテーション)
オーストラリアの制度と Covid-19への対応・現状(講義・通訳付き)
オンライン学生交流(留学生とのアクティビティに参加
オンライン・ホストファミリー交流
修了式、修了証書発行
参加人数:22名(全学部学科1~4年生及び教員対象)
その他:上記以外に9月18日は約2時間半のオリエンテーションを実施。使用するシステムの説明を受けた。また、9月27日には、オンライン研修後のホストファミリーとのミーティング「Morning Tea With Host Family」を開催した。