英国イートン校の教育カリキュラムであるオンラインプログラム「EtonX(イートンエックス)」が、グローバル教育に注力する鷗友学園女子中学高等学校と宮崎県立宮崎大宮高等学校に10月下旬から導入された。
■経済産業省のEdTech導入補助金対象にも採択
鷗友学園女子中学高等学校と宮崎県立宮崎大宮高等学校は、2020年10月下旬から12月にかけて「EtonX」の導入を決定。なお「EtonX」は経済産業省の「EdTech導入補助金」交付の対象事業に採択されている。
■英国イートン校の教育カリキュラムを提供
EtonXは2015年にイギリスのイートン校によって設立されたEdTech組織。イートン校の教育カリキュラムをオンラインコンテンツとして世界各国に提供している。グローバルスカイ・エデュケーション株式会社(以下GSE)は、2019年にEtonXの日本展開における独占パートナーシップを締結した。
■次世代リーダー育成に向けてEtonXを展開
GSEはグローバルスカイ株式会社とともに日本語サポートなどをパッケージ化。高校や大学などの教育機関などに向けて、次世代リーダー育成のためのパッケージとして、EtonXを展開している。
■バーチャルクラスルームで世界中の学生と高め合う
鷗友学園女子中学高等学校は、創立時より全人教育・グローバル教育を重視。世界で活躍する女性リーダーを育てる教育活動の一環として、EtonXの導入を決定した。同校では、「EtonX」のバーチャルクラスルームを通じ、生徒が世界中の学生と高め合うことで、カリキュラムポリシーに見合ったリベラルアーツの素養を身につけていくことを目指す。
■EtonXでフューチャースキルを身につける
宮崎大宮高等学校は、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール及びワールドワイドラーニング拠点校。先端的な課題解決型学習を補完し、同校のリーダーシップ教育を基礎から支える教育プログラムとして、次世代に必須となるフューチャースキルを身につけられるEtonXを採用した。
<オンライン・ラーニング「EtonX」 概要>
「EtonX」は、次世代のリーダーに求められる「Future Skills」を養成し、他者との共感を大切にしながら、個人と組織双方を成功へと導ける人材を育成するプログラム。11種類のスキルを学ぶコースからなり、「コミュニケーションコース」「リーダーシップコース」「キャリア準備コース」「アカデミックコース」の4種類のスキルセットとして提供する。各コースは、日々の学習の案内役となるイートン校のコースディレクターが担当。コースには、イートン校の授業、個別指導、寮生活のなかで日々実践されている独自の教育理念が反映されている。