子供の思考を可視化し、生徒同士でリアルタイムに学び合う協働学習を実現するため、株式会社コードタクトはクラウド型授業支援システム「schoolTakt」でシンキングツールの提供を開始した。
■シンキングツールで頭の中の考えを視覚的に表す
「schoolTakt(スクールタクト)」でシンキングツールを提供することで、ベン図やピラミッドチャートなど、21種類のシンキングツールを使って子どもの思考を可視化できる。シンキングツールとは、自分の頭の中にある思いや考えを視覚的に表すツール。教育現場ではシンキングツールの活用に注目が集まっている。
■課題テンプレートから使いたいシンキングツールを選ぶ
schoolTaktの課題テンプレートから、教員が使いたいシンキングツールを選び、ボタンを一度押すだけで、課題を作成し、児童生徒に配布することができる。児童生徒は、手書きでもテキストでも、シンキングツールのフレームに直接入力できる。端末の種類などに合わせて入力方法を選ぶことができ、学習活動をよりスムーズに進めることができる。
■スペースを気にせず自分の考えを書き込める
キャンディ・チャートやプロット図などの一部のシンキングツールでは、児童生徒が書き込む枠を任意で動かして並べ替えられるほか、書き込む枠の大きさを自由に変更することも可能で。これにより、児童生徒は付せんを手元で扱うような感覚で思考を整理できるようになるほか、スペースを気にすることなく自分の考えを書き込むことができる。
■児童生徒の思考過程を見ながら授業を展開
教員が課題を作成する際は、テンプレートをそのまま利用するだけでなく、全てのシンキングツールを必要に応じて自由に編集することが可能。これらの機能と、リアルタイムで書き込みを反映できるschoolTaktの特性を組み合わせることで、教員は児童生徒の思考している途中過程を見ながら、より深い思考力を身につける授業を展開できる。
■他の児童生徒の考えにコメントを送ることも可能
schoolTaktでは、他の児童生徒の課題を見られるモードや、お互いの課題を編集可能なモードに変更することが可能。そのため、他の児童生徒がシンキングツールにまとめた考えを手元の端末で閲覧し、コメントなどを送ることもできる。これにより、児童生徒がシンキングツールでまとめた考えについて、友達同士で共有し、深め合う協働学習を実現する。
■キーワードを一覧で表示することも可能
さらに、ワードクラウドの機能により、ボタンを一度押すだけで、シンキングツールの課題で使われているキーワードを一覧で表示することが可能。使われている回数が多いほど、そのキーワードが大きく表示されるため、クラス全体の考えを一目で確認できる。