(株)紀文食品が、お正月に対する意識と過ごし方、おせち料理の実態を知るため、「紀文・お正月全国調査」を実施しました。全国の既婚女性を対象に、2010年から毎年実施しており、今回は五節供のひとつである「人日の節供と七草粥」についても調査。伝統行事としての「お正月」や「おせち料理」に対する意識や喫食状況などのトレンドがわかります。
調査結果によると、おせち料理を食べたのは全体の約8割。20~30代の若い世代が、日本の大切な伝統行事として捉えており、さらに「おせち料理の親から子への伝承意識」についても高い傾向がみられます。しかし、母や姑が作っていたお節料理は、全体の6割が受け継いでいない状況。また、おせち料理を用意した人の割合は、20~40代で5割を下回り、年代が上がるにつれて上昇する相関結果がでました。「初めておせち料理を用意したきっかけ」の設問に対しては、20代では「結婚」「出産」が6割以上で、40代以降は「おせち料理や正月に興味が湧いたから」が最も多い回答でした。
用意したおせち料理で最も多いのは、かまぼこ。お雑煮、黒豆も全国各地で多く用意されています。好きなおせち料理はお雑煮が1位でした。
1月7日の「人日の節供」は、新年の無病息災を願う節供とされており、「七草粥」を食べる風習があります。調査によると七草粥を食べた人は約25%。この風習を知ったきっけけは「親や祖父母など家族」が約6割でした。
紀文食品は長年、お正月やお節料理の意義やいわれを伝えるための情報発信を行っています。日本の大切な食文化であるおせち料理が若い世代に継承されていくといいですね。