家庭で、オフィスで、学校で、街中で…さまざまな場所で無線LANを使えるようになってきた昨今ですが、ケーブルでなく飛んでいる電波によって接続するため、不正使用、プライバシーの侵害などの被害を被る危険性があります。
EGセキュアソリューションズ株式会社とディーアイエスソリューション株式会社は、IoTの普及に欠かせない「無線LAN脆弱性診断サービス」を開始しました。ディーアイエスソリューションが有する無線LANの技術とEGセキュアソリューションズのセキュリティの知見を組み合わせて、専門スタッフがオフィスや工事設備内などに設置された無線LAN環境に潜む脆弱性やリスク、不正アクセスによる脅威を調査し、レポートで提出するサービスです。
診断サービスには、下記のような内容が含まれています。
1.脆弱性が指摘されている暗号化方式を無線LANに設定されていないかの調査。
2.無線機器の設定内容や物理的なチェックの実施。
3.無線LANアクセスポイントが管理者以外により設置されていないかの調査。
4.現地で調査した情報を解析し、レポートを作成。
さ情報処理推進機構(IPA)がまとめた「情報セキュリティ10代脅威2017」には、個人部門で「IoT機器の不適切な管理」、組織部門で「IoT機器の脆弱性の顕在化」が入りました。学校現場や教育関係機関など、広く使いたいコンテンツと守るべきデータを抱える現場では、IoTを活用したい一方でセキュリティを万全にすることが不可欠となります。
機器の設定や更新など、自分たちでもできるセキュリティ対策はありますが、ネットトラブル、犯罪に関しては加害者のスキルに太刀打ちするのは難しいでしょう。こうしたサービスを利用することで、便利さと安心・安全を確立させられそうですね。